舞阪港カツオ漁 漁徳丸 曳縄竿を広げる

カテゴリー │漁徳丸 黒潮のカツオ漁

舞阪港カツオ漁 漁徳丸 曳縄竿を広げる

深い夜の舞阪港を出港して数時間、数十マイルの海を越えた漁
徳丸と僚船は水温計のあがる海域を目指します。

「黒潮の本流が樹の幹ならば、太い枝があるんだ、枝潮というん
だよ」、エージ船長が達した海は枝潮の上、水温は急上昇して19
度をこえています。

「さあ、準備するよ」

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カツオ船は両舷に曳縄竿(ひきなわざお=アウトリガー)を装備し
ています。この黒潮に伸ばす長い手を開いていきます。

漁徳丸の曳縄竿は赤色にペイントされていて、航海中や港で漁徳
丸と知る印としています。長い右手が伸ばされます。

舞阪港カツオ漁 漁徳丸 曳縄竿を広げる

黒潮は強く流れる海流です。その上に達した漁徳丸は海流の中で
揺れている。船の上で重い左手が開かれていきます。
僚船も近辺にいる海で船長は見張り、操船の上に、準備をはじめ
ています。

舞阪港カツオ漁 漁徳丸 曳縄竿を広げる

船尾で道具を用意します。
漁徳丸が曳くのは八本の縄、左右の曳縄竿にそれぞれ3本、船尾
から二本を曳きます。

早暁の海はどの釣りも同じ、魚の活性が高い時間です。

「はじめるよ」、船の無線から僚船の準備の様子が聴こえ、漁徳丸
のカツオ漁がはじまるのです。

※取材協力:漁徳丸



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