日本最古の海苔養殖を誇り感謝する舞阪 浜名湖海苔供養

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日本最古の海苔養殖を誇り感謝する舞阪 浜名湖海苔供養

南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の最南端の舞阪は江戸時代から途切れることなく続く海苔養殖地として日本最古の歴史を持っています。

2月6日は海苔の日、舞阪の宝珠院で午前10時から恒例の海苔供養が浜名漁協・海苔養殖関係者・利用者を集めて開催されました。

日本最古の海苔養殖を誇り感謝する舞阪 浜名湖海苔供養

宝珠院は舞阪大太鼓まつりが開催される岐佐神社に隣接する舞阪の古刹、本堂に続く墓地の入口に舞阪が海苔の祖と祀る森田屋彦之丞と大森三次郎の分骨墓を建てています。

舞阪の海苔養殖の歴史は古く文政3年(1820年)から始まります。

舞阪宿に投宿した信州の行商森田屋彦之丞が浜名湖の石垣に海苔がついているのを見て舞阪に海苔養殖を奨め、大森三次郎と共に舞阪衆に海苔養殖の教えたのがはじまりとなりました。

日本最古の海苔養殖を誇り感謝する舞阪 浜名湖海苔供養

先週から本格的な浜名湖生海苔の出荷がはじまった舞阪、読経の中、浜名漁協や海苔養殖関係者の感謝と海苔豊漁繁茂の祈りの列が続きます。

日本最古の海苔養殖を誇り感謝する舞阪 浜名湖海苔供養

段には海苔祖神として祀られる森田屋彦之丞の木造、大森三次郎の位牌に今年の新海苔、海苔巻などが備えられています。

日本最古の海苔養殖を誇り感謝する舞阪 浜名湖海苔供養

読経の中続く祈りの列には浜名湖海苔を広く広げる浜名湖のりブランド推進協議会の松田さん、浜名湖海苔を通年で使う浜松砂山の末広鮨の寿司屋の姉さんこと横田さんらも参列されていました。

日本最古の海苔養殖を誇り感謝する舞阪 浜名湖海苔供養

河合和弘浜名漁協組合長は「あと2年2020年で200年を迎える伝統をさらに続け、浜名湖海苔を新ブランドとして広げていこう」と挨拶されています。

旧き恩を今も忘れず神として祀り続く舞阪の海苔養殖はGIブランドとして地域ブランドとなる浜名湖ドウマンに続き、さらに広く販売していこうとする海苔供養となりました。

日本最古の海苔養殖を誇り感謝する舞阪 浜名湖海苔供養

いただいたのは海上安全・大漁満足・家門繁栄・心眼成就の神、森田屋海苔祖神のお札、まずは今年の生海苔豊かであるよう祈りましょう。

※取材協力:浜名漁協 宝珠院



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この記事へのコメント
そういえば、海苔って海外では食べない、
いや食べなかったそうですね。
それがここのところの日本食ブームで
海外でも食べ始めたとか・・
日本では朝食には海苔ですよねえ。
Posted by おらん家の暖かばたけおらん家の暖かばたけ at 2018年02月06日 19:49
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