舞阪漁港トラフグ漁 漁徳丸英治船長の働き

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舞阪漁港トラフグ漁 漁徳丸英治船長の働き

南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の最南端の舞阪漁港は遠州灘のトラフグが水揚げされる産地市場です。

港で大きなトラフグを持って写真を撮らせていただいたのが漁徳丸の英治船長、後ろはいつも愉快な愛誠丸の大石船長です。
今日は英治船長に協力いただいてトラフグの水揚げかから仲買さんの生け簀までの作業を紹介いたします。

舞阪漁港トラフグ漁 漁徳丸英治船長の働き

舞阪漁港の午後、12:30からの競り開始時間を目指し次々とトラフグ漁師さんが凱旋していきます。赤い曳き縄竿が特徴の漁徳丸がやってきます。

※トラフグ漁の様子は「漁徳丸遠州灘トラフグ漁2012」をご覧ください

舞阪漁港トラフグ漁 漁徳丸英治船長の働き

漁徳丸のデッキを覗けば大ダライに流海水を掛け流したボウラにトラフグが入れられています。仕切りが付けられているのはトラフグ同士の噛み合いを避けるため一匹づつを分けて運びます。

舞阪漁港トラフグ漁 漁徳丸英治船長の働き

まだ真っ暗な舞阪を出漁し午前の海で操業し、午後戻る漁師さんの活躍は到着後も続きます。大きなトラフグを入れたボウラを市場に備えられた生け簀へ運ぶのも漁師さんの仕事です。

舞阪漁港トラフグ漁 漁徳丸英治船長の働き

船長が生け簀へと運ぶ先ではもう先着船のトラフグの競りがはじまっています。

船が到着から生け簀へ放たれるまでを確認して次々と競りがを行います。多い日は30艘以上が到着する港では到着から船が離れるまでを早く行うことが漁師さん同士の協力で行われます。

舞阪漁港トラフグ漁 漁徳丸英治船長の働き

ここが競り用の仮生け簀です。水揚げしたトラフグを大きさ別に分けて何枠かを確保した船長は、自らトラフグを投入します。
洋上からここまでの扱いがトラフグを元気よく泳がせます。

舞阪漁港トラフグ漁 漁徳丸英治船長の働き

船長がトラフグを生け簀に放てばはじまる仲買さんの目利き、トラフグを入れた仕切られた生け簀ごとに札が入れられます。

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落札した仲買さんが決まれば船長は再びトラフグを生け簀からすくいあげて計量場へと運びます。

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そして計量場へと運んだトラフグを計量し、落札した仲買さんの生け簀(場内にある)へと運び放ちます。

ここまでを続いて入港する僚船のために少しでも早く行うために船長らは働きます。

港を離れた船長は船の着け場に戻り、明日以降のトラフグ漁のため、道具へのエサ付けを行います。
まだ暗い早朝に出漁し、昼過ぎに凱旋し、一連の水揚げ作業を終えてもまだまだ準備作業が続きます。

舞阪の冬を賑わすトラフグ漁には厳しい寒さの中操業し、一日続く漁師さんの働きがあるのです。

※取材協力:浜名漁協 漁徳丸英治船長 愛誠丸大石船長 仲買のみなさん
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