南浜名湖あそび隊！

南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

浜名湖の6月～7月初旬、主に東京から浜名湖の小さな高級魚の水揚げに注目が集まります。

小さな高級魚とはコノシロの子のシンコ（新子）です。新子とはどの魚も生まれたばかりの一年仔のこと、浜名湖ではコノシロの幼魚のみが新子と呼ばれています。



季節を先取ることを粋とする江戸前寿司の寿司種として注目される浜名湖の新子は全国でも最も早く水揚げされることから注目されます。

小さく傷つきやすいシンコを浜名湖の漁師さんの丁寧な扱いで水揚げし、主に東京方面へと送られていきます。



この寿司は雄踏のすず寿司の大将にいただいたもの、手前が新子の寿司です。
小さなちいさな新子を何枚か付けにしています。カミソリほどの刃物と腕がなくてはできない職人の仕事です。

コノシロは幼魚をシンコ、やや育って寿司種になるコハダ、育てばコノシロになりどの大きさでも酢締めで楽しみます。
年間を通じて浜名湖で最も水揚げの多いコノシロです。

浜名湖・舞阪の水揚げ状況は「海老仙　浜名湖遠州灘の魚介類・うなぎの販売」でご覧ください。

※取材協力：浜名漁協雄踏支所　すず寿司
※雄踏港市場のお魚さん