舞阪の時化囲い・浜名湖は網を揚げて台風過ぎるを待つ

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舞阪の時化囲い・浜名湖は網を揚げて台風過ぎるを待つ

紀伊半島に上陸し今夜にも迫る台風16号に備えて海の産地舞阪・浜名湖は風雨への対策がとられています。

舞阪漁港内には舞阪自慢のしらす船団が係留されていますが、台風に備え舳先(へさき=船首)と艫(とも=船尾)に綱を繋ぎ、隣合う船とも舫っう時化囲い(しけがこい)されています。

舞阪の時化囲い・浜名湖は網を揚げて台風過ぎるを待つ

舞阪漁港内浜名漁港本所から製氷工場前に並ぶしらす船は舳先をつなぎ、艫(とも)からも綱を伸ばし対岸の市場へと繋げています。

台風近づくと共に雷も聞こえ次第に雨が激しくなってきています。

舞阪の時化囲い・浜名湖は網を揚げて台風過ぎるを待つ

浜名湖では伝統の小型定置網「角立て網(かくだてあみ)」が巻き上げられています。

魚が寄せる道網を降ろしたままに置けば台風の雨水で川から流れ出したゴミや高い潮や風で流されてくる藻などが絡み、杭ごと網を倒してしまうことがあります。

明日に台風一過となっても沖はまだ荒れたまま、浜名湖も網を巻き上げたままでは漁を望むこともできません。

自然と共にある漁師さんの生活はまずは危険を冒さぬよう、そして相棒である船や漁具に被害を受けぬようにあります。

海の産地は台風一過の秋の空を待っています。



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