南浜名湖あそび隊！

南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の生き物が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

浜名湖の夏はエビとカニの海、サイマキと呼ばれるクルマエビやヨシエビが獲れ、8月末からはアカアシエビが登場しています。

浜名湖の9月はカニの海、育ちながら水揚げされるワタリガニと共に、いよいよ浜名湖最大のカニ、浜名湖ドウマンの水揚げが本格化します。
浜名湖の幸が水揚げされる雄踏（ゆうとう）港市場で雄踏の青年漁師芳雄さんにドウマンを見せていただきました。

芳雄さんが水揚げしたドウマンはなんとメスばかり７ハイです。



芳雄さんに聞けば夏にはオスの水揚げが多いものの8月の終わりからメスの水揚げがはじまっています。

雄踏港市場は日曜が休みのため、月曜は2日分の水揚げで賑わいます。今日は芳雄さんや仲間の漁師さんがドウマンをはじめ、多くの魚やカニ・エビが集まり競りに出しています。

「メスが獲れるようになれば秋のはじまりだよ」、夏には大きなツメを持つオスが人気を集めますが、秋は内子を持つメスが期待できる季節となります。

一時は幻とも呼ばれた浜名湖ドウマンは、稚ガニの放流や抱卵したカニが獲れても放流するなど漁師さんが資源保護をしながら水揚げをし、ここまで復活しています。

ワタリガニに続いて浜名湖ドウマンの季節を迎える浜名湖、芳雄さんをはじめ浜名湖の漁師さんが11月末頃まで水揚げを続けます。

「ワタリガニよりずっと濃い味のドウマンは浜名湖ならではの味、是非お楽しみください」芳雄さんからのオススメです。

浜名湖ドウマンは浜名湖料理店で楽しむ、また浜名湖物を扱う魚屋さんでお求めください。

※取材協力：浜名漁協雄踏支所　山下芳雄さん
※雄踏漁師ブランドの魚たち
※雄踏港市場のお魚さん