南浜名湖あそび隊！

南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の秋のはじまり、浜名湖最大のカニ、浜名湖ドウマンを愉しむ季節がやってきます。

浜名湖の幸が集まる雄踏（ゆうとう）港市場でハシリや旬の幸、ドウマンやアカアシエビなどを直接見立てる浜名湖料理店、弁天島山本亭の大将山本幸介さんにドウマンを見せていただきました。

幸介さんが選んだのは中型のオス、夏は大きなツメが魅力のオスが多く水揚げされます。

この季節はメスが登場しはじめる時期、夏はオスが秋深くなれば内子を持つメスが人気を集めます。



雄踏港市場では8月末からメスの水揚げが増えてきています。

オスは巨大なツメで判別できますが、メスのドウマンは甲羅が丸くオスに比較すればややツメが小さいのが特徴です。

何度も脱皮して成長するドウマン（カニたちは同様）は脱皮してから長ければ甲羅に身が詰まっています。
浩介さんの見立ては甲羅の堅さのほかに色があります。

脱皮してから長いドウマンは緑色から茶色に変わり、時に甲羅に牡蠣などが寄生していることがあります。
脱皮からかなり長いことがわかります。



浜名湖料理の一番店として多くのメディアで浜名湖の幸を紹介する浩介さんですが、かつて雄踏港市場のドウマンを特集したNHKの番組「NHK静岡ウィークエンド中部　浜名湖ドウマンを紹介」に協力したことがありました。

そこで紹介された山本亭のドウマン料理です。

幸介さんからのアドバイスがあります。
浜名湖のカニ料理ではワタリガニ（ガザミなど）は一人一パイを召し上がっていただきますが、ドウマンは大きいため数人で一パイを楽しみ、他の料理も含めてお楽しみください。

浜名湖ドウマン料理の季節はじまる。浩介さん直接目利きのドウマンをお愉しみください。

※取材協力：浜名漁協雄踏支所　弁天島山本亭大将山本幸介さん
※弁天島山本亭ホームページ
※弁天島山本亭訪問記