しらす漁解禁!舞阪港冨士丸のバトンは港へ

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しらす漁解禁!舞阪港冨士丸のバトンは港へ

舞阪・新居しらす漁解禁、昨日今年度の初漁が豊漁となった舞阪港、解禁に合わせて2012年10月に同乗した舞阪港冨士丸の同乗記を再編集してしらす漁の概要をお伝えしてきました。

今回は別の日、陸(おか)で凱旋した冨士丸を迎えて水揚げから搬出までを紹介します。

遠州灘広く網を曳いた冨士丸の二艘は本船(網を持つ船)が満載のしらすを積んで舞阪に凱旋します。
※昨日は40統(80艘)出漁でしたから40艘が港に水揚げします。

しらす漁解禁!舞阪港冨士丸のバトンは港へ

船の到着を待つのは競りを行う舞阪しらす干しの名店の旦那衆、船のしらすの様子、量を見ています。

ひと船が水揚げするしらすはひと網分をまとめて買い付けます。

水揚げする海域によってしらすの大きさが変わるため、同じ品質となるひと網分が買い付けの単位となります。

しらす漁解禁!舞阪港冨士丸のバトンは港へ

漁師さんの役割は港まで、ここからは舞阪港のパワフルレディースと呼ばれる親方の奥さんたちに託されます。

舞阪の女衆は働きもの、自らの船だけでなく仲間の船の水揚げを相互に手伝い、新鮮さを競り場へとリレーして運びます。

しらす漁解禁!舞阪港冨士丸のバトンは港へ

女衆は船長からひと網分のボウラの量を聞き、一列(複数列)に競り場に並べます。

主に舞阪のしらす名店である仲買さんは、しらすの大きさ・品質・混ざりものなどを確かめ、ひと網分の入札価格を決めています。

しらす漁解禁!舞阪港冨士丸のバトンは港へ

舞阪のしらす入札に参加する仲買さんは11人(店・会社)、中心で入札を仕切るのが浜名漁協の札読み江間さん、広い競り場の隅まで響く声が入札を盛り立てます。

しらす漁解禁!舞阪港冨士丸のバトンは港へ

落札されたしらすは、競り場外で待機するトラックが呼ばれ、競り場の列に横付けして積み込まれます。

これを手伝うのも舞阪の女衆、30 kg以上もあるボウラ(しらすを満たす青い籠容器)を積み込み、新鮮のリレーはしらす加工場へとバトンタッチされます。

トラックは港から数分の場所にある既に湯気をあげる煮釜へと新鮮を運んでいきます。

※取材協力:浜名漁協 舞阪港冨士丸
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