南浜名湖あそび隊！

南浜名湖は海の産地、秋深まると共に育ちきる浜名湖ドウマンの水揚げがはじまっています。
夏のオス、秋のメスといわれるドウマンは、甲羅がやや丸いメスの水揚げが増えています。

浜名湖の幸が集まる雄踏（ゆうとう）港市場で、目の上に牡蠣をつけたメスドウマンを見せていただきました。

生涯に何度も脱皮しては大きく育ってゆくカニの甲羅には時に牡蠣やフジツボがついています。
このようなカニは脱皮してからの期間が長いことがわかります。

脱皮直後のカニの甲羅は当然新しく汚れも少ないものですが、脱皮近くになり甲羅にギッシリと身を詰めたカニは汚れ、こうして寄生した貝類などをつけいることがあります。おいしいカニのひとつの見分け方です。



市場に珍しいカニが水揚げされました。

ワタリガニ（ガザミ）に良く似た姿をしていますが、緑黒の甲羅を持つガザミとはまるで色が違います。
赤ピンクの甲羅に白い縞をつけたこのカニはシマイシガニです。

縦縞を持つことから関西では「阪神タイガース」とも呼ばれるそうですが、調べれば高知などで多く獲れるカニ。
時に２kgほどになるといいますから、浜名湖ドウマンより大きくなることになります。

浜名湖では小型のみが揚がりますが、どこかに巨大に育ったものがいるかもしれませんね。

※取材協力：浜名漁協雄踏支所　雄踏港の漁師さん
※雄踏港市場のお魚さん
南浜名湖あそび隊！のまとめ読みは南浜名湖.comをご覧ください。
Facebookでも紹介しています。