舞阪港しらす漁 海を休めて益々豊漁

カテゴリー │舞阪しらす漁2014年度

舞阪港しらす漁 海を休めて益々豊漁

南浜名湖は海の産地、先週木曜まで続いた豊漁から、三連休して海を休ませた舞阪しらす漁が再開、見事豊漁となって舞阪港が賑わいました。

午前11時網揚げが豊漁のために早まり10時までとなった港は、早い時間からしらす船が凱旋しました。

舞阪港しらす漁 海を休めて益々豊漁

しらす競り場に掲示される出漁板の右下には47統の文字、二艘曳きの舞阪しらす漁は94艘もの全船が出漁しています。
朝には全て出漁を表す〇がつき、水揚げした船から消されていきます。

舞阪しらす船の全船の名を表すこの出漁掲示板は、五十音順での掲示ではありません。舞阪港内、新港などに係留されている船の並び順となっています。

舞阪港しらす漁 海を休めて益々豊漁

舞阪しらす競り場の様子と加工を教えてくれるのが「舞阪しらす親分」こと、しらす加工販売の丸昌河合商店の河合正親分、昭和初期から漁師さんと加工の両輪が揃って隆盛を誇る舞阪は、全量釜揚げしらす・しらす干しなどにする全国のしらす加工基地です。

舞阪のしらす販売の名店衆が競い合ってよい味に仕上げています。

舞阪港しらす漁 海を休めて益々豊漁

広いしらす競り場に並ぶしらすボウラ(青い水揚げ用の籠容器)で埋まる港は真っ青、このボウラ一つで30キロ以上の生しらすが詰められています。

舞阪港しらす漁 海を休めて益々豊漁

次々と競り落とされたしらすは、加工場目がけて運び出されていきます。

普段ならトラックに一段で積まれてゆくしらすボウラも、豊漁の競り場からなんと三段・四段にもなって運ばれていきます。
現在、舞阪港に近い浜松市舞阪図書館に併設された舞阪郷土資料館で開催中の「船びき漁の発祥の地 舞阪しらす漁いまむかし展」で知ったように、昭和初期からはじまった二艘曳きは舞阪が全国の発祥の地、そして漁獲と加工が共に栄えるよう努力してきた先人の力ありて、今の隆盛を誇っています。

舞阪のしらすは浜松のしらす、そして築地など大市場が求める舞阪しらす釜揚げ・しらす干しの大産地なのです。

※取材協力:浜名漁協 丸昌河合商店
舞阪しらす漁2014
舞阪しらす親分一家
南浜名湖あそび隊!のまとめ読みは南浜名湖.comをご覧ください。



同じカテゴリー(舞阪しらす漁2014年度)の記事

 
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
舞阪港しらす漁 海を休めて益々豊漁
    コメント(0)