舞阪港の実力 タイ網漁の活ダイ

カテゴリー │舞阪港市場のお魚さん

舞阪港の実力 タイ網漁の活ダイ

南浜名湖は海の産地、舞阪しらす漁で知られる船団は、二艘
で網を曳きしらすを獲っていますが、二艘のうち本船と呼ばれる
船がしらす用の細かい目の網(あみ)を積み、もう一艘が同じ網
の綱(つな)を曳いています。

この組み合わせを逆にして、目の粗い網を積む綱(つな)船の網
を出し、本船が綱(つな)を曳く漁があります。タイ網漁です。

タイ網漁の魅力は写真でもおわかりのように、活ダイが舞阪港に
揚がります。

舞阪港の実力 タイ網漁の活ダイ

網で獲った活ダイは船首のデッキ下にあるカンコウ(生簀)に流海
水を見たし酸素を供給して運ばれてきます。
遠州灘を泳ぐタイが活性そのままに、港に着き、大ダモですくわれ、
大きさ別に分けられ、競られていきます。

舞阪港の実力 タイ網漁の活ダイ

大ダモを越えるほどの大マダイ、真っ赤なマダイにクロダイなど、中
にはブリの子のイナダなども入ります。
マダイといえば真っ赤だと思うものですが、オスはやや黒ずんでい
ることで見分けがつきます。
クロダイはもちろん、黒銀の活魚です。

舞阪港の実力 タイ網漁の活ダイ

船上のカンコウから大ダモですくわれた活ダイたちは、大ダライにあけ
られ、乗り子さん(乗り組む漁師さん)の手で一匹づつ大きさ別に分け
られ、水揚げされ計量を経て、船の真横で競りがはじまります。

活魚は港の華、活きのよいまま競りを経た活ダイたちは、再び場内に
ある仲買さんの生簀へと放たれ、泳ぎはじめるのです。
魚曳きと呼ばれるタイ網漁が、舞阪港に活気を運んでいます。

※取材協力:浜名漁協
舞阪港市場のお魚さん
南浜名湖あそび隊!のまとめ読みは南浜名湖.comをご覧ください。



同じカテゴリー(舞阪港市場のお魚さん)の記事

 
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
舞阪港の実力 タイ網漁の活ダイ
    コメント(0)