南浜名湖あそび隊！

南浜名湖は海の産地、先月29日に浜名湖の幸を水揚げする
雄踏・鷲津・白州市場ではじまった「浜名湖下りウナギ回帰促
進事業」で集められたウナギの放流がはじまりました。

今日の午後、静岡県水産試験場浜名湖分場で旅立ちを待って
いたウナギが舞阪港に到着しました。



ウナギの子シラスウナギの激減から、養殖ウナギが高騰してい
ることはご存じのとおり、浜名湖地区水産振興協議会（会長は
鈴木康友浜松市長）が、豊かな浜名湖の天然ウナギの親（500
ｇ以上）を漁師さんの協力で集め、買い取り、遠州灘に放つ事業
です。



遠州灘沖に放たれる浜名湖のウナギは、遠く西太平洋のマリア
ナ海溝付近で発見されたウナギの産卵地まで遠い旅に向かいます。
放流を担当する漁師さんが、「きっと増えて豊かな浜名湖に帰って
こいよ」とウナギに声をかけ船に積み込んでいきます。



この事業は浜松市だけでなく、静岡県でも注目し応援しています。
8月21日、浜名漁協のアサリ種苗・天然採苗事業に取り組む浜名
漁協アサリ種苗センターを視察された、静岡県議会議員小楠和男
さん（元議長南区）が放流の見送りに来場されました。



豊かな浜名湖の天然ウナギたちが、将来の浜名湖、全国のウナ
ギに育つ。
放流の船に乗り込んだのは浜名漁協吉村組合長、県、市、浜名湖
の現場が力を合わせて取り組む事業のはじまりです。

旅立つウナギを見送る様子は明日お伝えいたします。

※取材協力：浜名漁協
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