いかり瀬自然観察会 オオブンブクを拾う

カテゴリー │いかり瀬自然観察会6月

いかり瀬自然観察会 オオブンブクを拾う

南浜名湖の弁天島、浜名湖が海につながるこの海に、赤鳥居が立
つ広いひろい瀬があります。そこが「いかり瀬」です。

弁天島から船で渡る無人の瀬「いかり瀬」に育つ海浜植物を中心に
自然観察会を開いているのが、舞阪の自然を守る会(寺田久美子会
長)です。
五月に続き六月の自然観察会の様子をレポートしています。

普段は弁天島側から見ている赤鳥居を、北に見て弁天島を一望でき
るのもいかり瀬に渡る魅力、そこは海浜植物や海の生き物の宝庫な
のです。

いかり瀬自然観察会 オオブンブクを拾う

いかり瀬の東端は深い草むらになっています。
そこにもはびころうと育つオナモミを見つけ、観察会のメンバーと引き
抜き駆除をはじめます。
荒れ地に育つオナモミは”ひっつき虫”と呼ばれるトゲトゲを持つ実を
たくさんつけ、海浜植物の群落を脅かします。

いかり瀬自然観察会 オオブンブクを拾う

オナモミ駆除の最中、海岸線で珍しい「オオブンブク」の殻を拾いました。
オオブンブクとは棘皮動物、ウニ、ヒトデ、ナマコなどの仲間で海岸の浅
い砂地に棲んでいます。

指に立ててみればまるで南浜名湖に現れた怪人の顔のようでしょう。

いかり瀬自然観察会 オオブンブクを拾う

殻は空っぽでとても軽いものですが、手のひらに載せると意外に大きな
ものです。
四周を海に囲まれたいかり瀬には、さまざまなものが漂着しています。
そして海浜植物も海に流れてここに根を張っています。

さていかり瀬の観察も終わり、弁天島へ戻りましょう。

いかり瀬自然観察会6月
いかり瀬自然観察会5月
※取材協力:舞阪の自然を守る会
南浜名湖あそび隊!のまとめ読みは南浜名湖.comをご覧ください。



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