2012年12月02日14:15

舞阪港を出漁し、二度の底はえ縄漁が許される舞阪港のチャカ
船団は冬期にはトラフグ漁を行っています。
寒い風吹く遠州灘で二度目の縄を挙げる英治船長の漁徳丸の
船べりから祈る気持ちで縄が揚がるのを見ています。
「フグだっ!」、透き通る海底からフグが揚がるのを見つければ、
巻き上げ機を停めて手で揚げなくてはなりません。
そのままにすれば船べりですれて落ちることがある。船長は縄
を収納しながら船べりを覗きこみ、フグが揚がるのを待っている
のです。

一度目の縄に600本、二度目にも600本、延長5kmの二本の底
はえ縄に餌をつけて準備するには帰港後3時間もの時間を要し
ます。
二度目の縄が揚がりはじめれば、そこにトラフグが着いているか
を祈りながら作業を続ける、その願い届き大きなトラフグが揚が
ってくるのです。
天気、灘(海の状況)、潮にツキまで加わって可能性を狭める漁
の現場はフグが浮かび揚がることで一気に活気があがります。

「ギンアナゴ」が揚がってきます。
ゆうに1mを超える長いギンアナゴは骨が多く、漁の対象にはな
りません。
それがヘビのように縄に絡まって揚がってきます。

海に棲む生き物は必ずなにか役割があるはず、船長はギンアナゴ
を外して海に還します。
海底を覗きながら、ヒトデや海の小さな生き物たちなど針にかかっ
たものを外しながら巻き上げる縄、次にそこにトラフグがかかってい
ろと願いの縄を揚げているのです。
※取材協力:漁徳丸 英治船長
舞阪トラフグ漁 トラフグとギンアナゴ≫
カテゴリー │漁徳丸遠州灘トラフグ漁2012

舞阪港を出漁し、二度の底はえ縄漁が許される舞阪港のチャカ
船団は冬期にはトラフグ漁を行っています。
寒い風吹く遠州灘で二度目の縄を挙げる英治船長の漁徳丸の
船べりから祈る気持ちで縄が揚がるのを見ています。
「フグだっ!」、透き通る海底からフグが揚がるのを見つければ、
巻き上げ機を停めて手で揚げなくてはなりません。
そのままにすれば船べりですれて落ちることがある。船長は縄
を収納しながら船べりを覗きこみ、フグが揚がるのを待っている
のです。

一度目の縄に600本、二度目にも600本、延長5kmの二本の底
はえ縄に餌をつけて準備するには帰港後3時間もの時間を要し
ます。
二度目の縄が揚がりはじめれば、そこにトラフグが着いているか
を祈りながら作業を続ける、その願い届き大きなトラフグが揚が
ってくるのです。
天気、灘(海の状況)、潮にツキまで加わって可能性を狭める漁
の現場はフグが浮かび揚がることで一気に活気があがります。

「ギンアナゴ」が揚がってきます。
ゆうに1mを超える長いギンアナゴは骨が多く、漁の対象にはな
りません。
それがヘビのように縄に絡まって揚がってきます。

海に棲む生き物は必ずなにか役割があるはず、船長はギンアナゴ
を外して海に還します。
海底を覗きながら、ヒトデや海の小さな生き物たちなど針にかかっ
たものを外しながら巻き上げる縄、次にそこにトラフグがかかってい
ろと願いの縄を揚げているのです。
※取材協力:漁徳丸 英治船長