浜名湖 シンコ コハダ コノシロ

カテゴリー │雄踏港市場のお魚さん☆はまなコラム食事処居酒屋「てっちゃ」

浜名湖 シンコ コハダ コノシロ

浜名湖で通年ある程度の安定量が獲れる魚に、この金色の美
しい鱗を持つ魚があります。

「コノシロ」です。

同じく安定量のセイゴ(スズキの幼魚)と共に出世魚とされるコ
ノシロは初夏のシンコからコハダ、ナカズミ、コノシロと成長ごと
に名を変えていきます。

いまどきの若い歌手・タレントさんと同様、この魚は若いほうが
人気を持ち値もつく、成長したコノシロなどはひと山という値段と
なってしまう。けれども本当に美味いのはコノシロとか。

金色の鱗ならぬいぶし銀の美味さが評価されないという、世の
中によく似たことがあるものです。

さて今回はコハダのお話、ご存知寿司ネタではヒカリモノとされ
る酢締めのうまい魚のことです。

浜名湖 シンコ コハダ コノシロ

先日舞阪港に近い、魚のうまいお店「魚のてっちゃ」に行きます
と、コハダがあるという。早速お願いしまして登場したのがこちら
です。

ヒカリモノとはよく呼んだもので、酢にした魚のさっぱりとした光の
美しさは美味さを増幅します。
成長したコノシロは骨が気になるといいますが、その身は育つと
ともに熟してくる。

酢にしてもやはりうまいのはコノシロだと聞けば、お江戸の好事
家を楽しませるシンコなどより、庶民の味方のコノシロに軍配を
あげたいものです。

それでも成長しきる前のコハダあたりをいただきますと、やはり
というお味、市場で見るだけでなく、やはり浜名湖の魚を味わって
みれば、魚を見る目も変わろうというものです。

「てっちゃ、これお代わりください」

次は漁師さんがえんばい(自家消費)するという料理にありつい
てみたいものだと思っております。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 魚のてっちゃ 海老仙



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