舞阪港カツオ漁 漁徳丸返り血の着弾

カテゴリー │漁徳丸 黒潮のカツオ漁

舞阪港カツオ漁 漁徳丸返り血の着弾

舞阪からはるか南の黒潮の上、舞阪港のカツオ船団は展開し、広
く情報を伝えながら縄を曳いてゆく。

僚船に乗る仲間たちは無線で常に漁模様を知らせ、仲間と共に大
漁を目指す、その海域に向うまでも縄の先でひっきりなしにカツオ
が踊りあがっています。

舞阪港カツオ漁 漁徳丸返り血の着弾

気の弱いもの(例えばカメラなど)は黒潮から引き抜かれるカツオが
船長の手に抱かれた瞬間に絞められる「ガツン」という音にも動揺し
てしまう。

プロ対黒潮の子の対決は、陸(おか)しか知らない者などは船尾に
も近づけさせない迫力で続いているのです。

舞阪港カツオ漁 漁徳丸返り血の着弾

カツオは西へと旅をする黒潮の子、魚雷のようなスピードで海をゆ
き、、水平に突き出した羽を広げ、ビリビリと体を震わせて船上に躍
り上がってくるのです。

舞阪港カツオ漁 漁徳丸返り血の着弾

銀の曳き波の中の魚雷は船尾を追尾して左右に、そして沈み、跳び
あがり、やがて船長の手に掴まれては「ガツン」とにぶい音でその命
を終え、新鮮として漁徳丸の魚雷庫に納まってゆくのです。

船長は返り血をあびながらその一弾も逃さずに仕留めているのです。

※取材協力:漁徳丸



同じカテゴリー(漁徳丸 黒潮のカツオ漁)の記事

 
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
舞阪港カツオ漁 漁徳丸返り血の着弾
    コメント(0)