舞阪港カツオ漁 漁徳丸 青い光の不思議

カテゴリー │漁徳丸 黒潮のカツオ漁

舞阪港カツオ漁 漁徳丸 青い光の不思議

西の宮崎沖あたりから成長しながら遠州灘沖に達し、東へと向う
カツオの群れを釣る漁は遠い沖の黒潮を目指す航海となる。

早暁に黒潮に達するためにはまだ深く眠る舞阪を夜半に出漁す
る。エージ船長の漁徳丸はレーダーに一際大きく映る貨物船らの
航路を大きく越えて夜の海を南を目指します。

舞阪港カツオ漁 漁徳丸 青い光の不思議

「夜光虫が輝いているよ」

船長が指す右舷に青い光が現れています。
海洋性のプランクトンである夜光虫は、昼間見れば赤く、岸に寄
れば海を真っ赤に染めて害をする「赤潮」の原因ともなる生き物、
それが沖に群れれば青く光り輝くのです。

舞阪港カツオ漁 漁徳丸 青い光の不思議

沖の波間にただよい群れる夜光中は刺激を受けると光ります。
夜光虫たちの海を越えてゆく舞阪のカツオ船団の早暁の大漁を
祝福するかのように青く輝き光り、船尾から曳く曳き波の中でそ
の光を消していきます。

左舷の青い不思議な光の中に赤い光が映ります。
船の航海灯は右舷が緑、左舷が赤、これを見れば夜間航行する
船の向きを知ることができます。

舞阪港カツオ漁 漁徳丸 青い光の不思議

「曇っているから朝が遅いね」、船長は言い、水温系を見るように
教えてくれます。
黒潮は暖かい海、真っ暗な海を行く漁徳丸、舞阪のカツオ船団は
レーダーと、GPSの航海を続けながら水温計があがる海を目指し
ているのです。

※取材協力:漁徳丸



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