漁徳丸 シロコ船の海を行く

カテゴリー │漁徳丸深浅測量遠州灘浸食調査

漁徳丸 シロコ船の海を行く

南浜名湖 舞阪港の名物と言えば「生シラス」、生ではもちろ
ん、この釜揚げはご飯泥棒と呼びたくなるほどのうまさです。

舞阪では「シラス」を「シロコ」と呼んでいます。シラス漁船
はシロコ船を呼ぶのです。

舞阪港を出港し遠州灘を行く漁徳丸はシロコ船の海を行きます。
舞阪港だけでも50統(組という意味)もの大船団のシロコ船は、
二艘で一枚の網を曳く「二艘曳き」でシロコを獲っています。

漁徳丸 シロコ船の海を行く

「福壽丸」が網を曳いています。

舞阪港でシロコ船を見ると二隻づつ同じ名前の船があることに
気づきます。
一艘は網(あみ)を積む網船(あみぶね)、もう一艘は網の片
側の綱を曳く綱船(つなぶね)と言います。

二艘が協力してシロコを探し、網を降ろし、片側づつの網を
曳いてゆくのです。

漁徳丸 シロコ船の海を行く

「正和丸」です。

船から曳く綱が見えるでしょうか。
網船は近づいた綱船に片側の綱を渡し、網を流して曳いていき
ます。

二艘の見事な連携で網を曳くのです。広い遠州灘は二艘づつの
幅を持った網がズラリと曳かれていきます。

東へ西へ、交錯しながらシロコの群れを追い込んでいるのです。



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