舞阪しらす 競り場の目と手と声

カテゴリー │舞阪しらす漁2013年度

舞阪しらす 競り場の目と手と声

南浜名湖は海の産地、舞阪港のしらす競り場は春漁のしらすが
水揚げされています。

舞阪しらすは、水揚げ即、競りにかけられ舞阪地内などの加工場
でその日のうちに釜揚げしらす・上干しらすなどに加工して販売す
る味、規模とも日本一のしらすです。

競り場の厳しく見立てするのが仲買人さん、仲買さんは舞阪のしら
す・海苔加工販売の名店のご主人たちです。

舞阪しらす 競り場の目と手と声

足元には次々と到着するシロコ船(しらす漁船)の生しらすが並び、
札読み(競り人)と共に次々の競り、落札されたしらすは、市場で
待つトラックが積み出していきます。鮮度を競うのがしらす市場です。

舞阪しらす 競り場の目と手と声

右手でしらすをすくいあげ、素手の感覚でしらすの質、混ざりものを
確かめます。
しらすにはしばしばトゲがあるカニやエビの幼生などが混ざることが
あり自らの素手で確かめます。
よいものを見る目、確かめる手で品質を見極めているのです。

舞阪しらす 競り場の目と手と声

左手で持った「札」に落札金額を記入します。
しらす競り場の札は裏表何も書いていない札で、片側に屋号を書き、
もう片側には入札するしらすの列の合計金額を記入します。

舞阪しらす 競り場の目と手と声

その札を手のひらの内で受けるのが浜名漁協の札読み(競り人)の
江間主任です。
全ての札を受け取り、手の中で最高金額を確かめ、舞阪しらす競り
場の名調子で落札を告げます。

「〇〇(合計金額)円、〇〇(落札者)!」

広い競り場に響き渡る名調子が告げられると、落札者は屋号のサイ
ンを入れた札をしらすに置きます。

江間主任は、次の列を紹介し、競りが続いていきます。
トラックが横付けされ、落札されたしらすを積み出していきます。
高い鮮度を保つ勢いの競りが休みなく淀みなく続いてゆくのです。

※取材協力:浜名漁協
舞阪しらす2013

南浜名湖あそび隊!のまとめ読みは南浜名湖.comをご覧ください。



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この記事へのコメント
懐かしい、しらす加工業者さんの顔ぶれ・・・多分、間違えましたらご愛嬌・・・右から丸吉?、丸勇、山治(後方)、丸半、丸昌、丸ヨ・・・ここには写っていませんが杉浦(カネツ)、カネ孫カネ三、マル三、等各シラス業者さんが中心となりおいしい舞阪ちりめんを提供しています。
Posted by 通りすがり at 2013年04月15日 09:55
通りすがりさん こんばんは!いつも応援ありがとうございます。
問屋(活魚・鮮魚)の隣、しらすのエリアでも多くの師匠に教えていただいています。
舞阪の景気をあげるしらす漁と加工ももっと学びたいと思っております。応援お願いいたします。
Posted by イチロー@南浜名湖.com編集長イチロー@南浜名湖.com編集長 at 2013年04月16日 19:23
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