舞阪モチガツオをいただく

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舞阪モチガツオをいただく

「去年やったから自分で捌けるだろう」

舞阪の初ガツオは貴重品、黒潮の沖から往復13時間もの行程と
漁で獲られ、大切に冷やした厚いスポンジのベッドで運ばれてく
るカツオは「モチガツオ」と呼ばれる特別なカツオとして取引されて
います。

今年最初のカツオを哲昌丸の船長にいただきました。

カツオの頭を取り、背ビレを落とし、三枚にして、さらに中骨に添って
二つのサクにすれば出来上がり、あとはモチガツオの醍醐味、厚く
造ればモチガツオの刺身ができあがります。

舞阪モチガツオをいただく

午後1時過ぎから始まる競りが行われる初ガツオは、夕方までに食
べろと言われます。揚ったばかりを夜まで持たさず、お客様の目の
前で豪快に造って出すのが料理人さんの心意気、モチガツオを楽し
むには、出来るだけ早い時間に造りたてをいただくのが食べる側の
心得でもあるのです。

ゆえにモチガツオのあの「ブリッ」とした食感と歯ごたえ、凄烈なる
黒潮の子をいただく満足感ごといただけるのです。

舞阪モチガツオをいただく

舞阪港の競り場には札読み(競り人)さんと仲買さんが熱い競りを
行います。その周りには幾重の料理人さん、魚屋さんが囲み、さら
に市場には手に入らないだろうかと求める人が競りを見守ります。

舞阪の初ガツオは「モチガツオ」、そのモチなることを愉しみ、初ガツオ
の喜びを語るには、黒潮の沖から凱旋する漁師さんが並べるカツオの
ストーリー
ごと愉しむことができるのです。

ごちそうさまでした。

南浜名湖あそび隊!のまとめ読みは南浜名湖.comをご覧ください。



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