2012年01月26日15:11

海風小僧は弁天島の大きな瀬「いかり瀬」に住んでいる少し
あわて者の小僧です。
まだ寒い寒中の弁天島で、もう夏のことを想像しています。
そう、赤鳥居側の桟橋から子供たちが潮干狩りに降りてくる
あの夏のことです。
弁天島海浜公園の潮干狩り桟橋から、瀬渡し船に乗っていか
り瀬まで、船に乗るだけで「だいぼうけん」をしてくる子供
たちがやってくるのです。
真夏になれば、子供たちは水着で浮き輪を持って渡ってきま
す。海に「ボチャン」とすわってあさりを採るのです。
あさりを採っているのかな?と思って覗きこめば、ほとんど
はヤドカリと遊んでいるのですけどね。
大人よりずっと水面に近い目は面白いことを「はっけん」し
ます。時には一番後ろの脚がヒレになっている「わたりがに」
を見つけたりします。
大人には見つけられなくても子供たちには「はっけん」でき
るのです。
ヒューヒュー言う寒の風の中で海風小僧は夏を待っています。
もう少しだな、とあわて者は待っているのです。
海風小僧 赤鳥居の桟橋≫
カテゴリー │海のおはなし

海風小僧は弁天島の大きな瀬「いかり瀬」に住んでいる少し
あわて者の小僧です。
まだ寒い寒中の弁天島で、もう夏のことを想像しています。
そう、赤鳥居側の桟橋から子供たちが潮干狩りに降りてくる
あの夏のことです。
弁天島海浜公園の潮干狩り桟橋から、瀬渡し船に乗っていか
り瀬まで、船に乗るだけで「だいぼうけん」をしてくる子供
たちがやってくるのです。
真夏になれば、子供たちは水着で浮き輪を持って渡ってきま
す。海に「ボチャン」とすわってあさりを採るのです。
あさりを採っているのかな?と思って覗きこめば、ほとんど
はヤドカリと遊んでいるのですけどね。
大人よりずっと水面に近い目は面白いことを「はっけん」し
ます。時には一番後ろの脚がヒレになっている「わたりがに」
を見つけたりします。
大人には見つけられなくても子供たちには「はっけん」でき
るのです。
ヒューヒュー言う寒の風の中で海風小僧は夏を待っています。
もう少しだな、とあわて者は待っているのです。