浜名湖 カワウ群れて漁する舞阪港

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浜名湖 カワウ群れて漁する舞阪港

南浜名湖は海の産地、冬の海は風と波の海、舞阪港から遠州灘へ出漁する漁は休漁が続いても港は鳥の漁師さんで賑わいます。

空が朝の青に染まる頃、空に雁金の編隊を組んで港や遠州灘に漁にやってくるカワウたちです。

その見事な編隊の大きさは時に驚くほどの列となって海を目指していきます。

そっと近づけば港の海面には多くの鳥の潜水艦が潜望鏡をあげています。カワウの漁に同行するカモメたちがやってきます。

カワウの群れは小魚を追い、潜って魚を獲り、カモメは水面に浮いた魚を獲る、鳥たちは連携して漁をしています。

たった一人危険のなさそうな男が抜き足差し足で近づいても、気づいた群れは飛び立ちます。

浜名湖 カワウ群れて漁する舞阪港

カワウは冬の浜名湖にやってくる冬の海鳥です。人が近づけない湖岸の木に営巣し、冬の間に産卵して子を育てます。

酸を含むなフンで真っ白にして樹木を枯らすことから、群れがやってきた地域では追うために空砲を撃つなどの対策が行われています。

見事な編隊を組み弁天島前の海に魚を追うカワウたちは群れたまま一斉に海に飛び込みます。

そこには群れが追うほどの魚の群れがいることを表しています。

浜名湖 カワウ群れて漁する舞阪港

そして一斉に群れが舞い上がればその口には魚が銜えられています。

カワウの頭の羽が白いものは繁殖の印、婚姻色を帯びるオスです。

真冬の浜名湖はアサリ漁師さんと牡蠣、海苔漁師さんの海、魚を獲る漁は休漁期間です。

まるでそれを知るようにやってくるカワウたちは遠州灘沿岸と浜名湖の魚を独占しています。

一羽でもキロ単位で魚を食うというカワウが数千羽、浜名湖の遠州灘の豊かさを表す冬の風物詩のひとつです。

南浜名湖あそび隊!


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