南浜名湖あそび隊！

南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の干満を利用して海の魚が行き来する海ともいえる湖です。

浜名湖の夏の終わり、初夏に遠州灘から泳ぎ入り産卵されたコウイカ類の卵が孵化した小さなコウイカが育ちはじめています。
潮にのって群れて移動するコウイカの子たちが浜名湖伝統の小型定置網「角立て網」にかかります。

イカ類は色化けの名人、周りの環境に合わせてさまざまな色に変化しますが、コウイカは時に胴（外套膜）の周りにまるでネオンのような光を見せることがあります。（写真でわかりますか）

これは金属的な青、緑、金、銀色を作り出すことができるコウイカが虹色素胞と黄色素胞を使って明るい緑色を作り出すことができるからです。（wiki参照）

まるで光っているように見えますがこれは体の色を変えているのです。

初めてみれば緑色のネオンの光や夏まつの夜に子供たちが光らせて遊ぶサイリウムのように見えるのも面白いものです。

小さくとも身厚でやわらかいコウイカ類の子は新イカとも呼ばれてて寿司種や刺身で、さまざまなな料理で楽しめるこの時期の浜名湖の幸です。

数センチと小さくとも開けば大きくちょうどよい料理の素材になります。

それでもコウイカはスミイカとも呼ばれるスミを多く持つイカ、上手にゲソと一緒にスミ袋を取り出せば汚れることもありませんし、油分が多いスミも流水で流せばきれいに落とすことができます。

泳ぐままに水揚げされ市場に揚がる夏の終わりの幸たちは毎日その大きさをあげながら水揚げされています。

※取材協力：浜名漁協雄踏支所　雄踏市場の漁師さん



＜おしらせ＞

この秋、９月２９日（日）に浜名湖ガーデンパーク屋外ステージで６０代から７０代の青春の歌フォークソングを歌うイベント「浜名湖フォークフェスティバルが開催されます。

開催情報はオフィシャルブログでご覧ください。

https://hamanakofolkfestival.hamazo.tv/