浜名湖のエビを選別する サイマキ大・中・小・エサ!ボソッ!

カテゴリー │☆浜名湖歳時記

浜名湖のエビを選別する サイマキ大・中・小・エサ!ボソッ!

南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の生き物が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

浜名湖の幸が集まる雄踏(ゆうとう)港市場の早朝、競りに出すエビを選別する漁師さんの姿を見ることができます。

浜名湖のサイマキ(マキ)とはクルマエビのこと、クルマエビはwikiれば波が穏やかな内湾や汽水域の砂泥底に生息するとあるから浜名湖は生息条件がある。

昼間は砂泥の中に浅くもぐり、目だけを出して休み、夜になると海底近くで活動するとあるから夜間に降ろす浜名湖伝統の小型定置網「角立て網(かくだてあみ)」で獲れる。

さらに天敵は浜名湖に多いクロダイ、マゴチ、タコ等であるからまさにそのエサになり育てながら育ってもいる。

浜名湖のエビを選別する サイマキ大・中・小・エサ!ボソッ!

漁師さんは競りにかけるため、網に入ったサイマキを大きさで分けています。

競り落とす仲買さんが求める大(だい)は料理店での生食刺身用、中サイズは天ぷら用、小サイズはかき揚げ用となり、さらにエサと呼ばれる極小は浜名湖で活き餌でマダカ(スズキ)を釣るエサとして降ろされていきます。

浜名湖のエビを選別する サイマキ大・中・小・エサ!ボソッ!

浜名湖のエビはサイマキばかりではありません。同じ網に入るこのエビは「ボソ」と呼ばれるヨシエビです。

クルマエビよりムッチリと太りやや殻が硬いこのエビは大きいものではサイマキ同様の値ともなりますが、浜名湖の庶民エビは地域で浜名湖の幸を知る家庭の菜となっています。

活きたまま扱われる浜名湖のエビたち、競り落とした仲買さんは大きさ別に籠に入れ持ち帰り浜名湖の活エビとして販売・流通しています。

この季節浜名湖の旬を愉しむならサイマキ(クルマエビ)とボソ(ヨシエビ)、味わってください。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 雄踏港の料理屋さん

南浜名湖あそび隊!


同じカテゴリー(☆浜名湖歳時記)の記事

 
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
浜名湖のエビを選別する サイマキ大・中・小・エサ!ボソッ!
    コメント(0)