沖に前雲 水平線に蒸気行く 朝の鳥居はべんがらに浮かぶ

カテゴリー │☆おはよう!南浜名湖

沖に前雲 水平線に蒸気行く 朝の鳥居はべんがらに浮かぶ

温度よりも風による体感温度が低い朝、風の沖には前雲が停滞しています。今日は火曜の定休漁日、舞阪漁港から出漁する船はありません。

遠州灘を臨む弁天島はやや西に傾いているため、この季節は朝一番の強い陽が鳥居を美しいべんがらに浮かびあげています。

沖に前雲 水平線に蒸気行く 朝の鳥居はべんがらに浮かぶ

浜名湖が海に注ぎ、豊かな海が浜名湖を潤す幅わずか200mの海道、ここが今切口(いまぎれぐち)です。

わすか200mの今切口で潮が行き来する浜名湖、今切口を跨ぐ浜名大橋の内側には潮を東西に分ける導流堤があり、西は新居方面から三番鉄橋へ、東は舞阪方面の一番、二番鉄橋を経て広い浜名湖へとつながっています。

この潮が最近ではより強く西(三番鉄橋)へと流れていると聞きました。潮で運ばれる砂が一・二番に堆積し、流れやすい三番に向かう。魚の出入りやアサリの生育などさまざまな変化が出てきているといわれています。

沖に前雲 水平線に蒸気行く 朝の鳥居はべんがらに浮かぶ

今切口を越えて遠い水平線には愛知の各港とを結ぶ大型船の航路があります。水平線を行く大きな船を見て舞阪衆は蒸気が行くともいいます。

かつての昔、きっと当時の大型船を表す蒸気船がこの沖を通っていったのでしょう。
蒸気が陸(おか)に近く航行すれば沖は荒れているとも、沖の様子を知らせています。それは今も沖を知る目安となっています。

浜名湖の市場・舞阪漁港の水揚げ状況は「毎日更新!海老仙の浜名湖遠州灘の地魚・うなぎの販売」をご覧ください。



同じカテゴリー(☆おはよう!南浜名湖)の記事

 
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
沖に前雲 水平線に蒸気行く 朝の鳥居はべんがらに浮かぶ
    コメント(0)