舞阪港の老いたアメリカザリガニ オキナエビ

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舞阪港の老いたアメリカザリガニ オキナエビ

南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の最南端の舞阪の漁師さんは、今切を越えて遠州灘に網を曳いています。

陸(おか)から見れば水平線辺りの200mもの深海に網を曳く底曳き漁の網に珍しいエビがかかることがあります。

ひと目みるとまるでアメリカザリガニのように見えるオキナエビです。

舞阪港の老いたアメリカザリガニ オキナエビ

全身が白い毛で被われていること、深海に棲むために目が退化していることからオキナ(翁)の名をもっています。

オキナエビはまとまって水揚げされることもないため、市場では雑魚として扱われますが、市場ファンの中ではザリガニのようだと人気のあるエビ、食べたらおいしいそうですがまだ食べたことはありません。

どちらが似ているのでしょう。アメリカザリガニは第二次大戦後の食料事情から食用といて輸入育てられたウシガエル(食用ガエル)のエサとして輸入育てられていたものが大水で逃げて全国で繁殖したものだそうです。

田んぼにも水路にも見かけなくなったザリガニ、その親戚のようなオキナエビは遠州灘の沖の深い海の底に静かに棲んでいます。

※取材協力:浜名漁協 舞阪港共榮丸
舞阪・浜名湖魚図鑑
舞阪港のお魚さん
共榮丸一艘曳き底曳き漁



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