舞阪港しらす漁 オビウオ レプトケファレス

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舞阪港しらす漁 オビウオ レプトケファレス

海の産地南浜名湖の舞阪港、新年度初漁となったしらす漁に沸く
競り場に並んだしらすボウラ(魚を入れる籠容器)のしらすを仲買人
さんが確認しています。

「鼻水が多いなあ」としらす加工の「舞阪しらす親分」が拾いあげた
のは透明で長い魚、確かに鼻水が垂れたような不思議な魚です。

舞阪港しらす漁 オビウオ レプトケファレス

しらすの中に透明な鼻水が垂れているのです。
舞阪港では「オビウオ」と呼ばれているレプトケファレスです。

レプトケファレスはアナゴやウナギの幼体、透明で薄く長いこの体
で波間を漂い、やがて変態してアナゴの子やシラスウナギに変り
ます。その時にサイズが小さくなるという不思議な生き物です。

舞阪港しらす漁 オビウオ レプトケファレス

親分にいただいたオビウオはこれほどの長さ、しらす漁の取材中の
親分一家のみなさん
と分け合って観察しました。

しらすには稚エビや稚ガニ、イカなどが含まれている時があり、上質
な舞阪しらすを作るのには邪魔なものになりますが、見学させていた
だいている私たちには海の不思議を見つけるものとなるのです。

次回の漁は水曜日(3/27)の予定、舞阪港の不思議な生き物を探し
に行きましょう。

※取材協力:浜名漁協 丸昌河合商店



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