南浜名湖あそび隊！

南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の最南端の舞阪漁港は遠州灘に漁する漁師さんの水揚げする産地市場です。

シラス漁豊か、活マダイが揚がり、期待のもちかつをが揚がる市場の昼、この季節から刺し網漁の水揚げが始まっています。

遠州灘の沿岸に済むワタリガニや魚が、競りまでの市場の仮生け簀で活かされている。それを覗いては楽しむことができます。これは美しいホウボウです。



ホウボウは多くの面白い特徴を持っています。胸ビレを広げればまるで蝶の羽のよう。

チラと写っていますがヒレの一部はまるで脚のように動かすことができ、遠州灘の砂底を這いまわります。



まるで兜（かぶと）のような大きく硬い頭を持つことから、君魚（きみぎょ）とも呼ばれかつてはお殿様の食べる魚、武家のお祝い膳にも出したといいます。

ホウボウは魚屋さんに並べば真っ赤なものですが、活魚のホウボウはこんな桃赤のまだらな模様をしています。

活きている状態を見ることができる市場の仮生け簀、じつはホウボウは鳴く魚として知られています。活ホウボウの生け簀から「グウグウ」と鳴き声が聞こえる。こんなことも市場の楽しみです。

舞阪漁港の水揚げの状況は「海老仙　浜名湖遠州灘の魚介類・うなぎの販売」をご覧ください。

※取材協力：浜名漁協　
※遠州灘のお魚さん
※舞阪漁港市場のお魚さん