舞阪港しらす漁 沈(ちん)を巻く

カテゴリー │舞阪港しらす漁 冨士丸

舞阪港しらす漁 沈(ちん)を巻く

舞阪を代表する海の幸「しらす」は、遠州灘広く操業するシロコ船
が二艘で網を曳く二艘曳きで獲っています。

船首から見るシロコ船は波を切って進むようコカコーラの瓶のよう
なコークボトルラインをしています。
船首からキャビンへつながる物干しロープは、これからの季節の
強い陽射しを遮り、シロコを熱から守るテント(タープ)を張るところ
です。

舞阪港しらす漁 沈(ちん)を巻く

乗船させていただいた網船(あみぶね)第三冨士丸に綱(つな)を
曳く綱船(つなぶね)第三冨士丸が近づいてきます。
10トン級の船が会場で横並びになり、曳き綱を渡します。

舞阪港しらす漁 沈(ちん)を巻く

シロコ船は110mもの長さの網を曳いていますが、その網の口は遠
州灘の底近くに開いています。
その網を底に届かせるためにオモリとして曳き綱に重いチェーンを
繫げています。これを沈(ちん)といいます。

船尾の巻車(まきしゃ)がガラガラとチェーンを巻き始めます。

舞阪港しらす漁 沈(ちん)を巻く

沈に続いて網があがってきます。
網が巻車に平均して巻いていかれるように乗り子さんたちは働きま
す。次の投入を考えて網を巻くことが漁師さんの仕事、網揚げは網
の投入に備える仕事なのです。

※取材協力:冨士丸



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