舞阪港刺し網漁 えんばいを料る

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舞阪港刺し網漁 えんばいを料る

舞阪港新港に朝が近づいてきます。

前日の午後に遠州灘の岸近くに仕掛けた刺し網を午前二時に出港
して揚げ、戻って四時からはじまる網はずし、網の整理ができる頃、
舞阪港は明るくなってきます。

「新鮮な魚に食べられないものはないんだよ」

妙将丸の刺し網からガニや魚をはずしていた舞阪のお母さんがえん
んばい(漁師さんの食事用やふるまい用)の魚を捌きはじめます。

「メジナ」です。

舞阪港辺りではエサ取りとして嫌われるメジナも、舞阪お母さんの
手にかかればごちそうとなるのです。

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「アジ」です。

数が揃わない魚もえんばいになり、ありがたくうれしくいただくのです。
そしてエイなども海に戻してやる。
海に棲むものはお互いに何かの役割を持っています。
海を大切にする心を見ることができます。

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タカノハダイ、ヒゲダイ、マトウダイ、アジにメジナ、新鮮トレトレの魚が
捌かれて、今日のご馳走、活力になります。
漁師さんならではの料理は力がつくごちそうです。

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この日はサヨリ漁の日、初日の刺し網を終えれば朝の漁が待ってい
ます。

妙将丸は明けた海にまた出漁します。 舞阪港を出港したサヨリ漁の
船団の列に加わってゆくのです。

※取材協力:妙将丸鈴木船長



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