セノテヅルモヅルの触手

カテゴリー │遠州灘のお魚さん

セノテヅルモヅルの触手

二月末までとトラフグ漁の漁期も終わりに近づきます。
南浜名湖、舞阪港の寒の漁は春の漁「サヨリ漁」にバトンを渡します。

先日トラフグを水揚げに戻った彦四丸の英二船長の作業する足元
にセノデヅルモヅルがいました。

一見すれば海藻のようですが、これは生き物、セノデヅルモヅルは
クモヒトデの仲間です。
深海に棲み、網にトラフグの仕掛けにもかかってくるのです。

セノテヅルモヅルの触手

海から揚がったばかりは、この植物のように複雑にからんだ触手を
ザワザワと動かしています。
裏返せばヒトデのように中央に口があるようです。

海の中からザワザワと触手をうごめかしてあがってくるセノデヅル
モヅルはちょっと不気味な生き物です。

「見たら海に帰してやれよ」、舞阪の漁師さんは海にいる限りは何か
の役に立っているものだよと教えてくれます。

ザワザワの触手は舞阪港の海の中へ帰っていきました。



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