海の家路急ぐ音

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海の家路急ぐ音

南浜名湖弁天島にある南浜名湖あそび隊の事務所に「タンタ
ンタン」と小気味よい音が響けば、それは海で働いた漁師さ
んが船で家路を急ぐ音です。

四月いっぱいの漁期を終える青海苔の棚を避けて航路を行く
船の音は働いた男たちが響かせる凱旋の音です。
急ぎ暮れ行く夕陽はその通過を待って落ちてゆくのです。

浜名湖にはさまざまな魚が棲み、今切口から出ればさらに
魚種を増やし、漁師さんたちは魚の数ほどの漁の種類を持っ
ています。

漁をしても見合わない日もあるそうです。朝早くから働く
ご褒美として大漁の日もあるそうです。
体を張って生きている漁師さんたちを浜名湖は育み、その
恵みを私たちはいただくことができるのです。

今日は浜名湖に稚鮎(鮎の子供)が群れていることを知り
ました。広い浜名湖で育ち、やがて都田川を遡上してゆく
のでしょう。

一日の終わりのエンジン音は「タンタンタン」と軽やかで
す。そしてまた明日の一番に「タンタンタン」と聞こえる
船のエンジン音は勇気溢れて聞こえるのです。



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