舞阪海苔の祖を供養する 海苔供養祭

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舞阪海苔の祖を供養する 海苔供養祭

南浜名湖は海の産地、今日2月6日は全国海苔貝類漁業協同組合連合会の定めた「海苔の日」です。

※大宝元年(701年)に制定された日本最古の成文法典である「大宝律令」によれば、29種類の海産物が租税としておさめられていました。
全海苔漁連ではこの史実に基づき、「大宝律令」 が施行された大宝2年1月1日を西暦に換算すると702年2月6日であることから定めています。

海苔の栽培養殖は江戸時代に各産地ではじまり、当時から今に至る同産地での海苔養殖と生産を続けていることで舞阪は日本最古から続く産地とされています。

今を去る195年前、信州の海苔商人森田屋彦之丞が舞阪に立ち寄り、海苔の養殖に向いた土地として海苔養殖を勧め、海苔職人の大森三次郎と共に海苔養殖法を伝え、浜名湖海苔の祖となり今も栄える産地を作りました。

舞阪海苔の祖を供養する 海苔供養祭

その恩を忘れない舞阪は毎年海苔の日を二人の供養の日としています。

舞阪地内の宝珠院にある墓に浜名漁協・海苔漁師さん・海苔加工関連・県水産技術研究所浜名湖分場・浜松市水産振興課・海苔を利用する料理店などが集まり供養をしています。

舞阪海苔の祖を供養する 海苔供養祭

墓に線香をあげた後、宝珠院内に安置された森田屋彦之状の木造に乾海苔・勝手巻きなどを備え、読経・焼香が続きます。

自然と共にある海苔の養殖が繁忙になるように、海路安全、関わるものの家内安全などを海苔の祖に祈る舞阪の心を表す海苔供養が行われました。

舞阪海苔の祖を供養する 海苔供養祭

今年は海水温が高い状態が続き、海苔の生産がほぼ一ヶ月ほど遅れています。
海苔供養からの季節に盛りとなる海苔生産・販売が栄えるようにと祈るのです。

舞阪海苔の祖を供養する 海苔供養祭

舞阪の浜名湖海苔は特産の青海苔に黒海苔を混ぜて漉いたぶち(混ぜ海苔)、軽く炙ると香り高い海苔を店で使う海苔巻き全量に使うのが、浜松駅南砂山の「末広鮨」、寿司やの姉さんも利用者として毎年参加されています。

供養では姉さんが持つ「森田屋海苔祖神」の札をいただけます。
海苔祖神の札を貼り感謝し、今に続く舞阪の浜名湖海苔のおいしさを広げ、共に繁盛を祈るのです。

※取材協力:浜名漁協 宝珠院 末広鮨寿司やの姉さん
寿司やの姉さん末広鮨
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