南浜名湖あそび隊！

潮目とは異なる海流の境い目のこと、そこには海を流れている
さまな海藻やゴミが集まり流れる。
遠州灘沖へ出てその潮目を見つけること、流れ藻などを注意深
く見つけることがシイラ釣りの勝敗を決める。

哲昌丸の和久田船長は船首に立って海藻を探すスポーツフィッ
シャーマンの指を見ている。その指先示す方向に船を操船し、
ルアー広くキャストするスペースへとつけてゆく。
全ては連携した信頼関係にある。



そのポイントに投げたルアーが落ちるやいなや炸裂がはじまる。
海は墨黒から群青へ、その海を白い飛沫が割り、シイラが現れ
る。



近すぎては藻のまわりを泳ぐシイラが警戒する。ほどよい距離
を保てば広く数打つことができる。
カメラはフレームの角から角までゆうに数メートルもジャンプ
するシイラを撮るのに苦労する。ジャンプ力にただ驚くばかり。



再び海に戻った瞬間、群青の海遠くに向けてドラグをひっぱっ
てゆく、キュルキュルとリールがきしんでゆく。



どんな小さな藻にもいたりするんだ。油断はできないよ。
大物は案外小さな藻にいたりもする。
哲昌丸の和久田船長は言い、また船尾から「写真！」と呼ばれる。
シイラ釣りは面白い。忙しい、爆発的な笑いが聞こえる。

哲昌丸　和久田船長：浜松市西区舞阪町 053-592-0919