祭り太鼓が聞こえる 明日より岐佐神社祭典

イチロー@南浜名湖.com編集長

2013年10月17日 20:46



今夜は十三夜、旧暦九月十五日は満月、今も旧暦開催を守る
舞阪大太鼓まつりこと、岐佐神社祭典は明日十八日(金)宵ま
つり、十九日(土)本祭りが開催されます。

台風が残した風で準備が遅れたもの、江戸時代から続き舞阪
宿を貫く東海道に沿った舞阪四町、砂町・新町・仲町・西町が
今に繋ぐ祭りの準備が整いました。



明日からのまつりに町内は、男衆が太鼓の稽古の総仕上げ、
女衆は手踊りの総稽古が続いています。



舞阪の子供たちは太鼓を打って育ちます。小さな子供は小さな
太鼓、小学生は大きめの太鼓、中学生はもう青年の太鼓にひけ
をとらないほどの太鼓を叩き、いつか町内の大太鼓を叩く青年
になろうと育っていきます。



大太鼓が男衆のものならば、女衆は賑やかに手踊りで太鼓を
御輿を先導していきます。
この日のために町内の師匠にキッチリと踊りを習い、仕上げを
見せる女衆が明日の総稽古の列がやってきます。



舞阪四町は太鼓に手踊りにそれぞれの伝統を持ち、競い、神の
通る篠と注連縄の結界を賑やかに勇壮に進んでゆくのが舞阪の
まつり。



明日からはじまるまつりに浮き立つ町、今年の年番砂町の会所
前ではしっとりとした踊りの列が明日を想像させてくれました。

まつりで年が明け、年が終わると言われる舞阪大太鼓まつり、
港の船はフライキ(大漁旗)をはためかせ、大太鼓は海に響き、
手踊りにぎやかな夜、いよいよ明日、いよいよ明日がやってき
ます。

舞阪大太鼓まつり2013(砂町年番)
舞阪大太鼓まつり2012(西町年番)
舞阪大太鼓まつり2011(仲町年番)

関連記事