舞阪漁港 メヒカリやキンメダイは猫のように目が光る

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舞阪漁港 メヒカリやキンメダイは猫のように目が光る

南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の最南端の舞阪から遠州灘に出漁する底曳き漁は、陸(おか)から見れば水平線辺りの200mもの深海に網を曳いています。

底曳き漁が水揚げするメヒカリは舞阪の秋から春までの幸、小さな魚ですが開いて・丸干しで一夜干しする様子は舞阪の冬の風物詩のひとつでもあります。

メヒカリという名は市場名、全国でもそう呼ばれる港は多く、もちろんその名の由来は目が光って見えるから、種名もアオメエソといいますからまさにその目が大きな特徴となっています。

舞阪漁港にメヒカリが揚がればその目が光っている様子を撮りたいと思いますが、光を映して光るため必ずしも光っては見えません。

そこで光って見える角度に自らが動き、こうして撮っています。光る目がきれいでしょう。

舞阪漁港 メヒカリやキンメダイは猫のように目が光る

目が光って見えるといえば最も有名な魚はキンメダイです。(写真右のほうの魚)

キンメダイは大きな目を持つ深海の魚の代表、光る目は金に光ってみえるからキンメダイと呼ばれるのでしょう。

その左のノドグロ(アカムツ)もその目が光るように見えることがあります。

調べてみれば深海の光って見える目を持つ魚は光が届きにくい深海に棲むため、その目にタペータムという光を反射する膜があるだそうです。

そしてそれは猫なども同じだとか、確かに夜になれば猫の目は光ります。

それでもメヒカリの目を光らせるならば、自らその角度に動くこと。反射する光を上手に見つければ光る目の魚を撮ることができます。

いくらメヒカリだからっていつも目は光らせてくれない、まるで気まぐれなのは猫も同じだからなのでしょう。

冬の海は風の海、荒れで休漁が続く舞阪、そろそろ賑やかな港が見たいと思っています。

※取材協力:浜名漁協 舞阪港共榮丸

南浜名湖あそび隊!


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