舞阪港一艘曳き底曳き漁 共榮丸網入れ

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舞阪港一艘曳き底曳き漁 共榮丸網入れ

南浜名湖は海の産地、舞阪港で最も深い海に網曳く、一艘曳き
底曳き漁の共榮丸は、舞阪沖の深海で名物のメヒカリ、舞阪の
甘エビことアカスエビ、手長エビことアカザエビ、アカムツ・クロムツ
などを獲っています。

11月14日乗船させていただき、レポートを続けています。

舞阪港を出漁し、日の出を待って操業がはじまります。網入れが
はじまります。

舞阪港一艘曳き底曳き漁 共榮丸網入れ

網を曳く綱(つな)につながる浮きの投入から網入れがはじまり
ます。
この浮きが底曳きする海域の起点となり、まずは船尾に向かって
右の巻車に巻かれた太い綱を、船の航行の早さに合せながら出
し、海に出て沈めていきます。
この綱はなんと1,600mもの長さがあります。

舞阪港一艘曳き底曳き漁 共榮丸網入れ

右の綱が出てしまえば、繋がる網が投入されます。
底曳き漁は約300mもの深海に網を曳きますが、網は大きなもの
ではなく、むしろ曳き綱の長さが特徴的な漁だといえます。

舞阪港一艘曳き底曳き漁 共榮丸網入れ

底までの深さを含めた網に続き、船尾に向かって左の巻車から綱
が出ていきます。
大きな巻車は、重い綱(つな)、重い網(あみ)を出し、巻くもの、共
榮丸の船尾を占める巻車は、船のメインエンジンとは別の補助エ
ンジン(300馬力)が動かしています。

舞阪港一艘曳き底曳き漁 共榮丸網入れ

起点の浮きから半円を描いて航行した船は網を降ろし、続く曳き
綱を流し出しながら残りの半円を描き、浮きの浮く海域まで戻り
ます。ここで浮きを回収し、浮きに繋がっている曳き綱を船尾に
向けて右の巻車に繋ぎます。

舞阪港一艘曳き底曳き漁 共榮丸網入れ

左右の巻車の全ての綱が出て空となった巻車から曳き綱が海へ
と伸びています。
共榮丸が繰り出した網は、円を描いて曳いた向こう側にあります。
この後、船はスローで航行し、円を絞るように進んでいきます。
網を深い海底で次第に絞りながら曳いてゆくのです。

※取材協力:浜名漁協 共榮丸
共榮丸一艘曳き底曳き漁
舞阪港のお魚さん
南浜名湖あそび隊!のまとめ読みは南浜名湖.comをご覧ください。



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