南浜名湖 今切の灯り

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南浜名湖 今切の灯り

南浜名湖弁天島からさらに南へ、私たちは護られた海の向こ
うに荒々しい海があることを知っています。
この季節にはあまりに厳しい風と冷えの中にある海です。

浜名湖が海に注ぎ、豊かな海が浜名湖を潤す今切は、わずか
幅200mの潮の水道です。
その水道は長く海に突き出してその先に赤い灯台が点されて
います。

「1・2・3・4・5・」

5秒か6秒に一度点滅する赤灯台は浜名湖への入口、海への
出口を表す灯台です。

南浜名湖 今切の灯り

わずかに一日の最後の光を残す南の空から振り返れば、もう
南浜名湖弁天島は夜に沈もうとしています。
灯りがつく数だけ海を臨む人たちがいる。

また明日、南の海を臨む人がいる灯りの窓です。

海に長く突き出した先、赤灯台の灯りは寒中の夜も灯り続け
るのです。

※写真:舞阪海幸彦さん 1/30撮影



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舞阪 風花(2014-03-10 19:38)


 
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