南浜名湖あそび隊！

海の写真を撮る友人が「チチッ夏の海はね」と言う。

冬の海色鮮やかになり空気は澄む時期に比べ、夏の海は光が
強すぎてよい写真にならないと言うのです。

小船を浮かべた長いビーチは真っ白な光の中にあります。
まだ4月だと言うのに砂の上はもうけだるいほどの暑さとな
るのです。

夏の陽射しの予感がするビーチは誘っている。白く昇華して
ゆく熱さで誘ってくるのです。

「けだるいほど」恋にただれる季節だったねと海は言い。
「けだるくてさ」と陽射しに目をつぶる自分がいるのです。

泳ぐよりビーチでのんびりしていたいと思う自分がいる。
真っ黒に焼けた肌にはならないでいようと思う自分がいる。

次の世代のビーチボーイたちがビーチガールを誘っている
のを見て「けだるさの夏」を思い出しているのです。

ビーチはいつも逆光の中、いつのまにか日焼けした目で見
れば全ては真っ白の光の中にいたことを知るのです。

夏の日の幻（まぼろし）を私たちは思い出しているのです。

今晩は「Mr.サマータイム」をお聴きください。