海に繋がる浜名湖はアジ・カマス・イワシの海

イチロー@南浜名湖.com編集長

2018年09月16日 13:05



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

遠州灘の潮が最も強く出入りする浜名湖の三番筋(三番鉄橋・西浜名橋)の下を流れる潮に乗ってやってくる魚を浜名湖伝統の小型定置網「角立て網(かくだてあみ)」で獲るのが鷲津市場に水揚げする鷲津・入出・新居の漁師さんです。

今朝の市場に揚がったのはマアジ、初夏から育ちながら水揚げされるマアジは潮に乗って浜名湖を回遊し、やがて遠州灘へと旅だちます。



同じ網にはカマスも入ります。アジと共に育てば開き干しされておいしいアカカマスは黄色いヒレが特徴です。

カマスもアジ同様に大きなものは水揚げされないことからやがて海へと流れ出ていきます。



こちらは同じく回遊魚のマイワシ、育てば体に七つの星が表れる海の魚の代表です。
群れて泳ぐ海の魚がやってくる浜名湖は海の幼魚の育つ海でもあります。

浜名湖は海とわずか200m幅の今切でつながることで豊かな自然に恵まれています。

浜名湖の市場・舞阪漁港の水揚げ状況は「海老仙 浜名湖遠州灘の魚介類・うなぎの販売」をご覧ください。

※取材協力:浜名漁協鷲津支所 鷲津市場の漁師さん 海老仙
鷲津市場のお魚さん

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