浜名湖の市場に秋の紅葉 見えているのはなあに
南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は天然うなぎが育つ、海ともいえる湖です。
浜名湖の幸が集まる雄踏(ゆうとう)港市場の桶から不思議なものがのぞいています。
紅葉した葉っぱのような美しい色をしています。
さてこれはなんでしょうね。
浜名湖の市場で多く使われるこの容器は「ライフル」と呼ばれています。
丸くて深い桶にフタが付き、底から少しあがったところに縦長のスリットがあります。
底にはわずかの水が溜まりますが、多く水が入ればスリットから排出される構造になっています。
そのスリットからこの美しい紅葉が見えているのです。
紅葉をのぞかせていたのは、浜名湖の天然ウナギの尾でした。
養殖のウナギは背は黒、腹は銀色をしていますが、天然ものは背は緑色に近く腹は金色をしています。
秋深まれば浜名湖の健康で大きく育った親ウナギたちが集められ遠州灘まで運んで放流する「ウナギ回帰作戦」が今年も予定されています。
豊かな浜名湖で育った親ウナギを放流し、遠く西太平洋の産卵場まで行くお手伝いがはじまります。
雨が降り強い風が吹く冷えた浜名湖の秋、親ウナギたちが下りはじめます。
育てる漁業を行う漁師さんがみなで協力する事業です。
※取材協力:浜名漁協雄踏支所 雄踏港の漁師さん
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雄踏港市場のお魚さん
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