浜名湖かくれんぼ 木の葉のようなこれは誰?

イチロー@南浜名湖.com編集長

2015年04月29日 15:15



南浜名湖は海の産地、浜名湖は潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

日に日に水揚げされる魚種が増えてゆく浜名湖の幸を水揚げする雄踏(ゆうとう)港市場の朝、桶の隙間にまるで木の葉のようなものが飛び出しているのを見つけました。



この桶は浜名湖の漁師さんが多目的に使う魚入れ「イールライフ(ライフルとも呼ばれます)」です。

底の方に隙間や穴があけてあり、このまま生簀に入れておけば魚は活きたまま保てます。
その底の方の隙間からこれは飛び出しています。



さて、蓋をとってみれば中に入っていたのはこれ、浜名湖の天然ウナギでした。

イールライフ(ウナギ活きる)カゴはウナギの運搬や養殖などに使う桶、この桶を何段にも積んで上から井戸水などを掛け流し、ウナギを活かして出荷しています。

漁業ではウナギ意外の魚やカニやエビなども容れられる便利なカゴとして使われます。

浜名湖の天然ウナギの色は背が深い緑と腹が金色です。(養殖ウナギは背が黒、腹は白い)

ウナギたちはシッポの先を隙間から出していたのです。

浜名湖の漁師さんは秋に育った親ウナギをとり、海に放流するウナギ回帰作戦に参加、資源を守る活動を続けています。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 雄踏港の漁師さん
雄踏港市場のお魚さん
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