海尋丸曽利田船長のトラフグが舞阪の将来を育てる
南浜名湖は海の産地、一昨日のサヨリ初漁に続き、昨日はトラフグ漁が再開されました。
舞阪港のトラフグ漁の漁期はいよいよ二月末まで、再開を待っていたのは港だけでなく、舞阪港の親トラフグを買い付け、種苗・放流して再び遠州灘に戻るトラフグを育てる
水産総合研究センター栽培漁業センターのみなさんも港で待ち受けます。
その中でビッグサイズ(6.9kg)の見事なトラフグを揚げたのは、チャカ船の期待の若手、海尋丸(かいじんまる)の曽利田船長です。
最大級のトラフグを持つ写真を撮らせていただきました。
トラフグ船の到着を待って、大きくて健康で傷のない親トラフグを買い付けるのが水産総合研究センター栽培漁業センター(下田)の鈴木さん、このブログにもコメントをいただき、トラフグ種苗をさまざまに教えていただいている町田さんの後任です。
鈴木さんに聞けば、舞阪港で買い付けたトラフグは下田に運び、数ヶ月育てられますが、それぞれに名前が付けられるほど大切にし、子をとるのだそうです。舞阪港のトラフグ漁師さんは船上での扱いが丁寧で傷が少ないトラフグが揚がります。親トラフグ買い付けのある日は種苗に協力しようと市場も漁師さんも張り切ります。
昨日の市場でも、まずは舞阪トラフグ漁の将来を担う親トラフグを選んでもらおうと、競りの前に買い付けが行われました。
海尋丸の曽利田船長らの獲ったトラフグは舞阪から遠路雪の天城峠を越えて下田の先、石廊崎まで運ばれていきます。
育てる漁業に協力する漁師さん・市場のみなさんは来年も豊漁をと期待のトラフグが舞阪の将来を担うのです。
※取材協力:浜名漁協 海尋丸曽利田船長 水産総合研究センター栽培漁業センター
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舞阪トラフグ漁2013年度
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