南浜名湖は海の産地、冬の舞阪港には遠州灘のトラフグが水
揚げされています。
灘も静かになり(海が静かになる)、トラフグ漁が再開された今
日は下田・御前崎・三重県尾鷲の三カ所の栽培漁業所から、
成熟した親フグを種苗に活用しようと、スタッフのみなさんがやっ
てきました。
このブログでトラフグ種苗を教えていただいている町田さん
(
水産総合研究センター栽培漁業センター)の後輩のみなさん
です。
種苗に使われるのは5キロ、6キロと育ち成熟した傷のないトラ
フグの雄と雌、事前に漁師さんへ「買い取り」の連絡をしたみな
さんは、漁師さんの協力で傷なく水揚げされたトラフグを選別し
ています。
丁寧に抱くように扱い、釣り揚げた時の口の傷の状態、大きさ
など状態を見極め、それぞれの施設で育て、やがて種苗に活用
されます。
今年はこの時期に大きく育ったトラフグが揃い、漁師さんの協力
もあり、よいトラフグが活魚水槽を持つトラックに入れられて各地
の種苗センターへと旅立ちました。
浜名漁協と仲買さんは種苗用の買い取りを優先させ、その後に
活発な競りを行っています。
※写真は左より中一水産・札読み國部さん、カネ光・丸小水産
のみなさん
舞阪で獲られるトラフグは、きっと遠い種苗地で育てられ、放たれ
て大きく育ったもの、トラフグ産地として舞阪は、種苗に期待し、
将来も豊かな水揚げができるよう、協力しています。
※取材協力:浜名漁協
※
舞阪トラフグ漁2013
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