浜名湖のアサリ復活 弁天島潮干狩り場で天然採苗アサリ育て

イチロー@南浜名湖.com編集長

2013年10月10日 14:15



浜名湖のアサリを復活させよう!

浜名湖の二大漁業はしらすとアサリ、今春激減したアサリは漁
業者を苦しめましたが、資源保護のため、観光潮干狩りを全面
中止したことで、多くの潮干狩りファンが楽しみを失いました。

弁天島潮干狩り場のアサリを復活させよう!
浜名漁協採貝組合連合会の天然採苗で、稚貝が多く育ったこと
を受け、潮干狩り渡船を運営する「弁天島遊船組合(間瀬泰成
組合長)」が、昨日10月9日に秋からの天然採苗をはじめました。



天然採苗の実験調査を行うのは弁天島のシンボル赤鳥居の西
の瀬、合計1トンの大・中・小の砂利を袋に詰め、弁天島遊船組合
方式を編出そうと設置していきます。



弁天島遊船組合のみなさんは、ほとんどが採貝漁師、アサリが棲
み育ちやすい環境を知っています。
赤鳥居の西の海域二カ所に運び、設置した天然採苗袋が弁天島
潮干狩りの将来を担うよう、継続調査を行っていきます。



浜名湖が海に注ぎ、豊かな海が浜名湖を潤す今切に近い弁天島
は、かつてハマグリの名産地、そして現在は観光潮干狩りを、全国
のファンが楽しむところです。

弁天島の瀬はアマモが繁る海の魚たちの産卵場、幼魚のゆりかご
となっています。
ここで天然採苗がアサリを育てるサイクルを作りだせば、育てる潮干
狩りが実現する。
新たな取り組みの始まりに、間瀬組合長と組合員のみなさんが将来
を育ててゆくはじまりとなりました。

※取材協力:弁天島遊船組合
浜名湖のアサリ復活 アサリ人工種苗

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