浜名湖のアサリ復活 自然に手を貸す天然採苗

イチロー@南浜名湖.com編集長

2013年10月04日 14:15



浜名湖のアサリを復活させよう!

今春、激減した浜名湖のアサリの復活に取り組んだ浜名漁協採
貝組合連合会(山本兼三会長)は、アサリを卵(ラン)から人工種
苗で育てる取り組みのほか、浜名湖のアサリ漁場で天然採苗を
行っています。

10月1日、渚園北側の瀬「しおや」の天然採苗場では、天然採苗
の砂利などの袋のうち一部を開き、アサリの成長を調査しました。



アサリの復活はいかに幼生から稚貝の成長を助け、成貝を増やす
かにありますが、天然採苗とは袋に砂利などを入れて浅い湖底に
置いたもの、その中に自然の幼生が入り、稚貝に育つという方法
です。
三重県の先達の漁場では実績があるこの方法を4ヶ月間試し、こ
の日に育った稚貝を数えています。



袋の砂利をあけてみれば、ほら、砂利の大きさほどに育った稚貝
が現われます。
どのくらいの数が大きさが育っているかを調査しますが、意外なほ
の数の稚貝がスクスクと育っています。



ネット袋に砂利などを入れることで、自然のアサリ幼生たちが定着
し、他の生き物(魚や捕食する生き物)に食べられにくく育つ稚貝
たち、その数が多く、天然採苗の袋をあけて数える採苗組合員か
ら歓声があがります。

自然に手を貸す天然採苗の調査は続きます。

※浜名漁協採貝組合連合会
浜名湖のアサリ復活 アサリ種苗

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