舞阪港 幕の内弁当に必ず サゴシの歯・サゴシのしっぽ

イチロー@南浜名湖.com編集長

2013年08月16日 11:15



南浜名湖は海の産地、遠州灘の魚が水揚げされる舞阪港には
ひと目でそれとわかるタイやタチウオのような魚が揚るほか、姿
と名を聞いても、食卓でなじみの魚とは気付かない魚があります。

「サゴシ」です。

大きな口には鋭い歯、尾はいかにも高速で泳ぐように長いフィン
のような形をしています。



サゴシは市場名、この魚は「サワラ(鰆)」の幼魚です。
サワラに成長すればゆうに1メートルを超える真冬に獲る魚ですが、
夏は幼魚「サゴシ」として水揚げされます。

サワラと聞けば幕の内弁当などに必ず入っている、切り身のおいし
い魚ですが、じつはサワラ(サゴシ)はこんな顔をしているのです。



サワラは遠州灘を高速で泳ぎ、漁師さんの船から曳く曳き縄などに
飛びつき強く曳き、獲られています。
この立派な尾ビレをみれば、いかに早く泳ぐかが想像できます。

哲昌丸県境のサワラ漁



お弁当でいただく小さな切り身の焼き魚のおいしさは格別なもの、
あの切り身はこんなに大きな魚からとられているのです。

サワラを食べましたら、思い出してみてくださいね。

※取材協力:浜名漁協
魚のあたま・魚のしっぽ
舞阪港のお魚さん
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