浜名湖のアサリ復活 夏の種苗場 稚貝を守れ!作戦

イチロー@南浜名湖.com編集長

2013年08月07日 17:54



南浜名湖は海の産地、全国と同様に浜名湖でも激減する浜名
湖アサリを復活させよう!と、全国初の漁師によるアサリの人
工種苗事業が暑い夏も続いています。



浜名漁協採貝組合連合会の運営する浜名漁協アサリ種苗セン
ターは弁天島乙女園地内にあります。
かつて海苔の種付け場であった建物を、漁師さん自ら整備し、
種苗事業を始めたのは5月28日でした。



スレート屋根の低い建物内には、既に稚貝までに成長した人工
種苗アサリが育っていますが、35℃にも上昇した夏の暑さに、毎
日午後、水換え、エサやりなどの作業中に窓を開けても、稚貝育
成槽の海水の温度は上昇してしまいます。

とうとう、大切な稚貝育成槽の中で死んだ稚貝が発見され、対策
することになりました。



稚貝育成槽の底には前回お話したとおり、緑の藻と褐色の珪藻が
繁りはじめています。その珪藻がこの暑さで異常繁殖して、アサリ
にエサが届かなくなっているのだといいます。

専門の立場から稚貝を移す作業を指導した、静岡県水産技術研
究所浜名湖分場の霜村さんの考えた方法で、稚貝救出作戦が
はじまります。
この様子は何回かに分けてお伝えいたします。

※取材協力:浜名漁協採貝組合連合会
浜名湖のアサリ復活 アサリ種苗

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