南浜名湖は海の産地、大型連休の今、最も需要が高まるのが五
月の風のように爽やかな食感を持つ舞阪のモチガツオです。
舞阪はかつての広域合併で浜松市西区の一部となりましたが、今
日から五日までは「凧」と呼ばれる浜松まつりが開催されます。
浜松まつりは町内に誕生した子供を町民で祝い、健やかな成長を
祈願して大凧を舞上げ祝うお祭りです。
夜には初練りが行われ、接待の席で舞阪モチガツオが使われ喜ば
れてるのです。
浜松の子供たちのように勢いがよく元気な舞阪のカツオが海から飛
び出します。
曳き縄に曳かれながらも踊りあがっては振り切ろうとする黒潮の子
たちです。
船の両舷から腕を伸ばした曳き縄竿から幾本も曳く曳き縄の先は
ほぼ同時に炸裂します。
群れと交錯した船上はカツオ祭りがはじまり、取りこみが続いてい
きます。
カツオたちの背は黒潮そのものの色をしていますが、その腹は銀と
いうより象牙のような美しい白色をしています。
さらにその白い腹は光を反射して七色に輝くのです。
黒潮のカツオたちが舞阪モチガツオとなるには、釣りあげて即締め
ることとデッキ下のカンコウでの保存にあります。
船長は締めたカツオを、氷りで冷やした水を含むぶ厚いスポンジの
ベッドに寝かせていきます。
さらにその上にスポンジの掛け布団をかけて大切にするのです。
黒潮のカツオ漁は大型連休も(4日を除く)続いていきます。
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哲昌丸舞阪モチガツオ漁2013
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舞阪港初ガツオ漁
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舞阪でモチガツオの買える店
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※取材協力:浜名漁協 哲昌丸和久田船長