舞阪モチガツオ漁 哲昌丸 僚船と共に
南浜名湖は海の産地、舞阪港は例年より早くはじまったモチガツ
オ漁が連日好漁を続けています。
舞阪港のカツオ船哲昌丸に乗船させていただきレポートを続けて
います。
無線で結ばれ情報を共有する舞阪港の僚船が海の彼方から現れ
挨拶をして通り過ぎていきます。
舞阪のカツオ船「紅龍丸」です。両舷に曳き縄竿を出し、曳き縄を
曳き同じ海にカツオを追う僚船の勇姿です。
僚船とすれ違うように、広い海で船とカツオは交錯します。
そしてその瞬間に海は炸裂し、曳き縄は張り詰め、船長は操舵を
船尾に移し、曳き縄の取りこみをはじめます。
黒潮の子は潮に血を飛ばしながら船長の引く引き縄と格闘をはじめ、
右に左に潜っては抵抗し、やがて船尾に引き寄せられてきます。
舞阪港のモチガツオは、無駄に泳がせず一本づつ引き抜くことで鮮
度を高く保つのです。
船長が掴みビリビリと体を震わせた黒潮の子は後頭部をガツンと叩
きつけられて瞬時に絶命する。
船長は舞阪モチガツオのクオリティを高める、厚いスポンジと氷で冷
やしたカンコウ(デッキ下の生簀)のベッドに丁寧に横たえてゆくの
です。
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哲昌丸舞阪モチガツオ漁2013
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舞阪港初ガツオ漁
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舞阪でモチガツオの買える店
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※取材協力:浜名漁協 哲昌丸和久田船長
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